Re: TOPIK 쓰기の書き言葉について ( No.1 ) |
- 【日時】 2016/02/01 02:23
- 【名前】 kajiritate webmaster
- じぱんぐさん,書き込みありがとうございます.お返事がのびのびになってしまいすみません.その間どなたかご教示くださらないかと期待していたのですが…(汗) もう少しきちんと調べてからお返事したかったのですが,調べてもよくわからない点もあり,ここで一旦お返事をしておこうと思います.
まず1.ですが,じぱんぐさんがお書きの「~고(~며で言い換えることのできるケース)」というのが具体的にどういう場合なのか私にはよくわかりませんでした.同じものに複数の特徴があるのを列挙する場合など,すべて-고を使って文章をつなげてしまうと単調になってしまいますので,それを避けるため-며や-아/어서などと混ぜて使う場合を指しているのかな,とも思いますが,よろしければじぱんぐさんが参考になさった本の書名や該当部分の記述などをお教え頂ければと思います.
ただ,-고自体は書き言葉にも頻繁に使われます.-니까は,理由の表現で自分の意見を強く主張するような場合に使われ,話し言葉で使われることが多いような気が私もします.書き言葉で用いるときは単に-니とするか,-기 때문에としたほうがいいかもしれません.
2.に関しては해/하여,돼/되어のどちらでも構わないませんが,よりかしこまった文章を書く場合は하여や되어を使う傾向があるように思います.逆に話し言葉では縮まった形が使われるのが一般的です.
これは例えば봐/보아や보내/보내어など他の用言でも同じことが言えます.ただし,가다,서다,펴다のように母音語幹ㅏ,ㅓ,ㅕの場合の正規活用では書き言葉でも가아,서어,펴어となることはなく,가,서,펴のように常に縮まった形のみが使われます.また,오다で終わる動詞(오다→와,다가오다→다가와など)も同様に,書き言葉でも話し言葉でも常に縮まった形のみが使われます.
さらに,菅野博臣先生の「朝鮮語の入門」では,母音語幹우の正規活用(배우다→배워,세우다→세워など)でも常に縮まった形のみが使われるとされています.この点,標準国語大辞典では배우어(배워),세우어(세워)のように両方の形が併記されていますが,ふつう書き言葉でも縮まった形が使われるようです.
ただ,TOPIKの쓰기では文法的にこれほど細かい点までは採点時に考慮されていないと思います.実際に答案を書く際は,主に縮まった形を使うようにしたほうがミスを減らせると思います.
3.については,이다の前にパッチムがある体言が来るときは이を省略できませんが,パッチムが無い体言が来るとき省略しても構いません.ですので,省略してもしなくてもどちらでもいいのですが,よりかしこまった文章を書く場合は省略されない傾向があるように思います.この点は上の2.で述べたとおりです.
一人称を저でなく나にするのは,한다体の語尾との呼応の問題だと思います.한다体は,書き手と読み手が対等な場合,あるいは,書き手が客観的な事実や自分の考えを読み手との立場に関係なく中立的に書く場合に使われます.その場合,저を使うと丁寧さが出てしまいますので,한다体では나を使わなければならないようです.
4.については一般的にはじぱんぐさんの仰るとおりで,意思疎通のためには平易で間違いのない文章を書くのが一番だと私も思います.
ただしTOPIKの場合,内部の評価基準で語彙や文法のレベル分けがされていて,その評価基準に合った語彙や文法が使いこなせているかが評価のポイントとなっているようです.ですので,高級レベルの文法を使って誤った文を書いたとしても,高級レベルの文法を不正確ながらも知っているという点では,中級以下のレベルの文法しか使いこなせない場合よりも優れていると判断されるようです.だた,詳細な評価基準は関係者でないと分かりませんので,本当にそうなのかはわかりません.また,高級の語彙・文法リストは私の知る限りでは公開されたことがありませんので,何が高級の語彙や文法と見なされているのか具体的なことはよくわかりません.
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