- 【日時】 2013/03/31 22:35
- 【名前】 kajiritate webmaster
- 漢字語の場合,規則的な濃音化としては,終声ㄹの後に続く初声が
ㄷ,ㅅ,ㅈの場合は濃音化が起きてそれぞれㄸ,ㅆ,ㅉとなります.
例: 발달(発達)→[발딸] 울산(蔚山)→[울싼] ※韓国にある地名です 결정(決定)→[결쩡]
漢字語でのそれ以外の濃音化は,例えば,独学人さんが例示なさった 문법(文法)→[문뻡],엄격(厳格)→[엄껵]なども含めてすべて例外に なります.この点ついてまとまった記述がある教材の一例として, この掲示板でもたびたび取り上げている「朝鮮語の入門」があります.
172ページの下のほうから次ページにかけて「漢字語における平音 の濃音化」という部分で,ネットでも閲覧できますので興味がおあり でしたらご覧になってみて下さい.だた,この教材は入門とはいえ ちょっと難しいですので,本当の入門段階では参考程度に留めておく のがいいと思います.
●朝鮮語の入門 改訂版 p.172「漢字語における平音の濃音化」 http://books.google.co.jp/books?id=I2GQP6bxlTsC&pg=PA172
独学人さんが『ㄴㄹㅁㅇパッチムの次のㄱㄷㅂㅈは濃音化して濁音 しないでㄲㄸㅃㅉで発音されるものもあります』とお書きのことは 仰るとおりで,そのように説明している教材もあるかもしれませんが, かなりザックリとした説明で,かえって学習者の疑問が膨らんで しまう面もあると思います.
ここでは漢字語しか取り上げませんでしたが,それ以外の場合など 濃音化についてすべてを考えると,そのような記述にならざるを得ない のだと思います.もう少し学習が進んで中級者の段階になられたとき には,発音についてもしっかりと整理されている教材を入手なさって, 疑問点を少しずつ解消なさるといいと思います.
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