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445. 地名の漢字表記(続き)
【日時】 2008/10/20 16:29
【名前】 うにうに

では,続けます。

京畿道 安養市 東安区 범계洞ですが,1992年5月1日に虎渓2洞の一部が分洞して誕生したときに,すでに범계洞というハングル表記しかなかったようです。
ただ,いかにも漢字音ですという顔をしていますので,由来は漢字語なのかもしれません。

京畿道 楊平郡 楊西面 증동리は,前と同様に地図・要覧を対比させつつ,消去法で詰めていくと,「登東里」が残ります。方言発音でしょうか?
2003年版でも同様です。

忠清北道 清州市 上党区 성안동は,1998年2月1日に8つの小さな行政洞が合併して新たな行政洞として生まれていますが,当初からハングル表記だったようです。
ただ,これもいかにも漢字がありそうな名称ですので,由来がちょっと気になりますが,よく分かりません。
都心部なので,案外「城안」とかだったりして。
ちなみに,発足前の洞は次の通りですので,日本で良くありがちな「頭文字の合成」ではありませんし(もっとも8つの合成はきついでしょう),中心的な地域の地名でもなさそうです。
文化,北2街,南2街,瑞雲,南1街,西門,南州,石橋。

全羅南道 海南郡 花源面 치하리…地図にも要覧にも載っていません。古い地名でしょうか?

慶尚北道 盈徳郡 寧海面 사진리…同様に対比させると,系津里になります。なぜ系が사になるのかよく分かりませんが…。
2003年版でも同様です。

とりあえず以上です。

ところで,以前「漢字表記未詳一覧」を見たときは,もっと山のようにあったような記憶があるのですが,相当お調べになったのですね。

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Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.3 )
【日時】 2008/10/21 01:42
【名前】 うにうに

ところで,今回地名の漢字に関する記事を3つに分けて書き込んだのですが,あとから「しまった」と思いながら家に帰ってきました。(^^;
コメントを付けることを考えれば,初めの記事への返信として書いておけばよかったなと。
後で直そうと思ったのですが,一度立ててしまったスレッドは消せないようですね。

管理人様,お手数をおかけしますが,No.443~445の一連の記事を一つのスレッドにまとめていただけないでしょうか?
もし,可能なようでしたら,タイトルは「地名の漢字表記」でお願いします。

>もし漢字索引のある第1巻だけでもよろしければ,返信の際にメールアドレスをお知らせ下さい.

それはそれは,ものすごーく嬉しい!のですが,なんだかかえって気をつかわせてしまったようで,申し訳ない気持ちです。
でも,とりあえずご連絡いただけると有り難く思います。(^^

まだ書くことはあるのですが,今日はもう遅いのでまた改めてということにしましょう。
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.4 )
【日時】 2008/10/21 07:32
【名前】 kajiritate webmaster

うにうにさん,書き込みありがとうございます!

 本の作成に当たっては,漢字未詳だった地名も含めてすべての地名を何度か確認しなおして,さらに漢字音とハングル表記が合わない地名はピックアップし,差異があっても納得が行くものは漢字を載せることにしました.それでも,特に以前漢字未詳としていた地名は十分に検証できておらず,漢字表記を間違えている可能性が高いと思います.しかし,こんなことばっかりやっていると時間ばかりとられてきりがなく,興味があってやり始めたとはいえ気がおかしくなりそうでしたので,適当なところで切り上げてしまいました…(^^; ですので「お釈迦様の…」というのは明らかに“過讃”ですが,そう言って頂けるのはとても嬉しいです!(^^)

 記事をまとめる件については,とりあえずこのままでいかせて頂ければと思います.3つの記事をくっつけて1つにするのは私でもできるとは思いますが,この掲示板のプログラム全体を把握できてはいないため,記事の数などの管理がどのようなしくみなのかわからず,下手に手を加えると再起不能の事態に陥るかも知れませんので…(^^; どうぞご了承下さい.m(__)m

 それでは,次回の書き込みを楽しみにしております!
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.5 )
【日時】 2008/10/21 16:05
【名前】 うにうに

こんにちは。
記事をまとめない件,了解しました。
仕事中なので(おいおい)簡単ですがこのへんで。
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.6 )
【日時】 2008/11/03 21:32
【名前】 yohnishi

初めて投稿させて頂きます。
達城郡の地名に関してですが、現在응암리となっている場所は、大正5年日本の陸地測量部が測量した5万分の一地形図によりますと、鷹岩洞(ウンアムドン)とふりがなが振られております。また迲里(ハングルで징리)とされている地域ですが、これは迲洞となっておりチャントンとのふりがなが振られています。ご参考までに。

因みに、戦前の日本の陸地測量部が作成した朝鮮半島の地形図を見ていると色々発見があり、例えば韓国語には訓読みはないとされていますが、戦前には韓国語訓読み地名が結構見つかります。元々固有語の地名のところに訓読みで漢字地名が割り当てられ、解放後今度は漢字の韓国語読み地名に変わってしまったケースもあります。例えば京畿道南揚州市和道邑磨石隅など。
これは日本の訓読み文化が入って漢字地名が振られたのか、それとも朝鮮朝時代から、訓読み地名が振られていたのかは定かではありませんが...
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.7 )
【日時】 2008/11/03 22:53
【名前】 yohnishi

ついでに分かる範囲で調べてみました。

증동리に関してはやはり澄東里です。「大韓民国地名便覧2001」韓国行政自治部監修、日本加除出版刊行によりますと、漢字名で澄東里とありハングル名として징동리とあります。そこで陸軍陸地測量部の5万分の一地形図を見ると、澄東里とあり、ふりがなとしてチュントンニと見事振ってあります。징동리がなまって증동리になったことはほぼ間違いないものと思われます。

사진리に関しては、現在사진리が書かれている韓国の5万分の一図にある位置を陸軍陸地測量部の地図で見ると系津洞とありケーチントンとふりがなが振ってあります。上記「大韓民国地名便覧2001」を見ても系津里(계진리)ですので、系津里で사진리と読むとは思えません。最近になって地名改定があったと思われます。

치하리に関しては、陸地測量部の地図で見ても該当する地名はありませんでした。誤記もしくはやはり最近になって地名改定があったかのどちらかではないでしょうか。

Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.8 )
【日時】 2008/11/04 07:40
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,初めまして.貴重な情報ありがとうございます!m(__)m

응암리の응は鷹の可能性が高いですね….当サイトの地名一覧も応→鷹に変更して,
念のため自分でももう少し調べてみたいと思います.

징리の징も迲で間違いないようですが,こちらは漢字音겁との差が大きく,やはりしっくり来ません….
ご教示いただいたふりがなの「チャントン」を元に,漢字「迲」と発音「チャン」の関連性を調べて
裏づけが取れれば訂正したいと思います.

증동리の증は澄で間違いないようですので,訂正して漢字表記不明の一覧からは削除します.

사진리は,「ケーチントン(계진동)」という別称があればそれは系津里という漢字表記になると思いますが,
仰るとおり,系を사と読むのは無理がありますよね….こちらももう少し調べてみたいと思います.

話は少し変わりますが,植民地時代の地形図をご覧になれるとはすごいですね!
個人で所有なさっていらっしゃるんでしょうか…?
神田の古本屋街などに行けば,今でも入手できるのでしょうか?
東京に行く機会があれば探し回ってみたいですが,とりあえず地元の図書館を当たってみようと思います.
本当にありがとうございました!(^^)
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.9 )
【日時】 2008/11/04 17:06
【名前】 yohnishi

 私が持っているのは1981年に学生社から出た『朝鮮半島五万分の一地図集成』です。これには朝鮮半島全土の戦前の5万分の一地形図が復刻されています。当時の定価は14万円で絶版になっていますが、現在なら、古本屋を探せば半額程度で購入できます。5,6Kgもある巨大な本ですので持ち運ぶのも大変です。「日本の古本屋」などで通販で探されるのが良いかと思います。
 半額でも高いですが、朝鮮半島の地図や地名に関心をお持ちなら持っていても決して損はないと思います。元々高価な本でしたので、公共図書館では所蔵しているところは限られていると思います。

 私も本書を購入したのは、妹がアメリカで日系二世部隊参加者のインタビューをやっていて、そのなかの朝鮮戦争に従軍したある元兵士からアルファベットで朝鮮の地名を色々聞いたのだが、漢字で何と書くのか調べてくれと頼まれたのがきっかけです。図書館でいろんな資料を当たったのですが、どうも地名と、その人が書いた地図との対応が取れなくて随分調べながら首をひねっていたのですが、調べているうちに分かったのは38度線付近は地形も変わるほどの非常に激戦で、同じ都市名であっても全く違うところに再建されたり、完全に消失した町もあったりと、現在の資料を幾ら調べても分からないということが分かりました。それで、上記の本が図書館にあるのではないかと探したのですが、当時住んでいた横浜市内の公共図書館には全く所蔵がなく、都立の中央図書館か国会図書館に行くしかなくて...
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.10 )
【日時】 2008/11/04 21:10
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,書名までお教えいただきありがとうございます!

 復刻版が出ているんですね! 検索してみたところ地元の図書館に蔵書されていましたので,機会があれば見てみたいと思います.しかしかなりの大作のようですね…運ぶのもそうですが見るのも大変ですよね…(^^; それから,いつになったらこのような立派な本が購入できる身分になれるかと思うと,とてもうらやましいです!

 地名の変遷から朝鮮戦争の激戦ぶりがうかがい知れるとは思ってもみませんでした….そのようなことをご存知だということは,当時のことだけでなく,現在との比較なども含めて徹底的に調査なさったのでしょうね…本当に頭が下がります m(__)m

 私はそこまでは調べ込んでおりませんし,費用もあまりかけられませんが,なるべく手間を惜しまずにできる限り調べていきたいと思います.今後も何かございましたらこちらにてご教示いただければ幸いです.よろしくお願いいたします.
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.11 )
【日時】 2008/11/05 23:21
【名前】 yohnishi

再び不明地名についてです。
응암리についてですが仰る通り鷹巖里で決まりですね。というのは、ご指摘のEnCyberの記述を拝見すると、
응암리는 매처럼 생겼다 하여 매바위라 불리는 바위가 마을에 있어 응암이라 이름 붙였다. (ウンアム里は鷹のような恰好をして「鷹岩」と呼ばれる岩が村にありウンアム里という名がついた)とありますので、「鷹」で間違いないと思います。EnCyberの「應」は単なる入力ミスかと....응をマイクロソフトの韓国語IMEで漢字変換しますと「應」が一番先に候補に出ますし...

 それから사진리ですが、手元にある2003年発行のヨンジンの全国1:12万道路地図を見ますと、すでに사진리の名があります。しかし2006年の地方行政区域要覧には系津里で出ており、地名改定の記録も、1982年の洞→里への改称以外ありません。
 そこで推測ですが、本来この地域の地名は陸地測量部の地図にあるように계진동(系津洞)であった。ところが朝鮮戦争の動乱を得て、住民が完全に入れ替わり、昔何と呼ばれていたか知る人がいなくなってしまった。
 新住民は系津洞の地名を見て「糸津洞」と誤読しその地域を사진동と呼ぶことが定着してしまった(「糸」の正字体は「絲」ですが、略字体として日本の当用漢字と同じ字体も広く使われていたのではないかと思います)。しかし国の行政区域に関する登録データは系津洞のままで1982年の改称を経て系津里になったのだが、地元では誤用のまま사진동→사진리が公称になってしまい、国の地名データと地元の公称に齟齬が生じてしまった...

 でこのような記事も見つけました。
http://www.ydnet.kr/news/myhome/Default.aspx?crud=V&main_category=7&sub_category=88
この中で、사진리 동명의 유래는 나루가 실(悉)과 같이 길게 뻗어 있다하여 실나리, 변하여 시나리 또는 사진이라 하였다.
とありますが、
나루가 실(悉)과 の部分はおそらく나루가 실(絲)과 같이 길게 뻗어 있다の誤りではないかと思います。そうだとするとやはり本来は「絲(糸)津洞」で陸地測量部の「ケーチントン」が誤りのようですが、私の考えではブログの説明の方が後から出来たこじつけで、本来はやはり陸地測量部の地名が正しいように思います。

Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.12 )
【日時】 2008/11/05 23:42
【名前】 yohnishi

なぜ、日本陸軍陸地測量部の地図の地名が正しいと考えるかと申しますと...
 日本人が、本来「糸津洞」を「系津洞」誤読したとするならば、まず先に漢字の地名を知っているということになります。そうだとすれば、朝鮮朝(大韓帝国)の何らかの正式の書類を参照したはずですが、そのような正式の書類に略字体である「糸」という字を使うだろうか、という疑問が生じます。

 さらに漢字を朝鮮語で誤読「できる」には、朝鮮語で本来この漢字は何と読むべきか、という知識が必須です。しかし日本人である測量官にそういう知識があったとは思えません。むしろ日本の訓読みの感覚で、ある漢字に色々な読み方があっても良いだろうという感覚ではなかったかと思われます。でなければ澄東里に「チュントンニ」と正しく(?)ふりがなを振るはずがありません。漢字の朝鮮語読みの知識があれば、現地の人から「증동리」と地名を聞いても、澄は本来読みは징なのだから田舎者がナマって증と発音しているのだろうと判断し、「チントンニ」とふりがなを振ったはずです。
 同様に訓読み朝鮮地名だって、読みの知識があればあり得なかったはずですが、実際には訓読み朝鮮地名は陸地測量部の地図に散見できます。

 おそらく陸地測量部の地図は、北海道のアイヌ語地名と同じ感覚で朝鮮語の地名を音から忠実に聞き取って記録したのではないかと思われます。
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.13 )
【日時】 2008/11/06 06:35
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,たびたび情報をお寄せいただき本当にありがとうございます!

 書名をお教えいただいた例の地図,用事で出かけた帰りに図書館に寄って閲覧してきました.職員のかたに書庫から出してきていただいた本を見たとき,あまりの大きさに驚きました! ちょっと見てみようかと軽い気持ちで寄ったのにとんでもない大物が…(^^; あんなに大きな出版物を見たのは生まれて初めてでした….調べるべき点のチェックなど,事前の準備を何もしておりませんでしたのであてもなく眺めて帰ってきたのですが,それでも結構面白かったです.

 漢字で書かれた地名の上や右にことごとく朝鮮の漢字音や固有語で読み仮名が振られていて,その読み仮名に間違いはほとんど見られませんでしたので,その点からだけでも信頼性はかなり高い資料だと感じられました.また,鉄道の駅名を書いたひらがなは逆にことごとく漢字の地名を日本語読みしたもののようで,その対照も面白かったです.

 系津/糸津に関する考察,興味深く読ませていただきました! 系を糸と見誤り,漢字は系のまま,音は糸の漢字音に変わってしまった…ということですよね.韓国内であまり漢字が使われなくなった後に町が再建されたのであればその可能性が大きいと思われますが,もし朝鮮戦争後のわりと早い時期に再建されたとしますと,特に高齢の方には日本人と同じくらい漢字に馴染みがある方も多かったのでは?とも思われますので,実際どうだったのか何とか調べれれば…と考えております.

 それから,「澄」の漢字音を「증」とするのは,昔の発音が変化せずにそのまま現代まで伝わっている可能性もあるような気もします.固有語の中には母音ㅡがㅣ`に変わってしまった例があり,例えば現代では「짐승」(けもの)といいますが,짐승の짐は以前は즘とつづっていたようです.
http://krdic.naver.com/detail.nhn?docid=36230500

 地名を調べていてもっとも多く目に付いた漢字音とハングル表記の差異は,現代では치と発音する「峙」を「티」としている例で,これも昔の発音が今もそのまま使われているからでは思います.しかし確証はありませんので,植民地時代以前の朝鮮の漢字音が分かる資料も探してみたいと思います.
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.14 )
【日時】 2008/11/06 12:38
【名前】 yohnishi

漢字未詳地域どんどんいきます。

まず、全南 花源面 치하리ですが、2008年の最新地域コードを見ますとこのデータ削除されています。インターネットで検索しても화원면 치하리でほとんどヒットしません。おそらくどこかの同名の地名と混同して花源面の下にコードを付したものの、間違いに気付いて削除したのではないでしょうか?

清州市성안동
こちらは「デジタル清州文化大全」によりますと、清州の一番の繁華街は元々「本町通り」と称していたそうですが、1990年に名前が日本式で宜しくないと、「城안길」に改称したそうです。で1998年に出来た行政洞である성안동の区域は、この성안길周辺になりますので、この行政洞の名前の由来は성안길にあるのではないかと思います。だとすれば漢字名は「城안洞」ということになりますが、中途半端に漢字があっても仕方ないので、漢字名なし、という扱いで良いのではないでしょうか?
参照元: http://cheongju.grandculture.net/gc/contents/contents.jsp?&local=cheongju&setid=&pos=

安養市 범계동
以下の書き込みに依りますと、1973年に虎溪(渓)洞を分割する際に、その一部を虎の固有語である「범」に「溪」字を付けて범溪洞としたそうです。この書き込みが正しいとすれば虎溪洞も범溪洞も全く同じ意味ということになりますね。
これも一部だけ漢字語でも仕方ないので漢字名なし、という扱いで良いのでは?

http://kin.naver.com/detail/detail.php?d1id=12&dir_id=12092605&eid=7P/FNyQy+yZD4eoWCZyiCUiP++OaXQ84&qb=sOax4rW1IL7Ivue9wyC1v77Isbggufyw6LW/ILi7wM61pQ==
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.15 )
【日時】 2008/11/06 18:50
【名前】 yohnishi

上記デジタル清州文化大全ですが、URLこちらでした。
http://cheongju.grandculture.net/gc/common/view.jsp?url=/gc/search/search.jsp&where=total&query=%EC%84%B1%EC%95%88%EA%B8%B8&setid=1539&tablename=GC_O_TBL&pos=0&tc=3&cp=1&listperpage=100&page_type=all&tableid=1&nodeid=265&local=cheongju

IE依存ページです。
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.16 )
【日時】 2008/11/06 21:54
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,毎回詳しい情報ありがとうございます!

ただ,1点だけ質問させてください.
チハ里のコードは「2008年の最新地域コード」には掲載されていないとのことですが,
この資料がネット上で公開されていれば,その場所をお教えいただければと思います.

と申しますのも,私が参考にしている「住民登録住所コード」ですと
最新の11月1日付の法定洞のファイルKIKcd_B.20081101にも掲載されていますので,
別のコード体系が存在するのか気になります….

よろしくお願いいたします m(__)m
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.17 )
【日時】 2008/11/06 22:13
【名前】 yohnishi

確かに載ってますねぇ...失礼しました
私が見たのはKIKMix.20081101の方でした。こちらの方からは削られています。
住民がいなくなった地域なのかも知れませんね...
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.18 )
【日時】 2008/11/06 22:58
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,書き込みありがとうございます.

住所コードのファイルは「法定洞」「行政洞」「法定洞と行政洞の対応」の3つが公開されていて,
洞に関しては法定洞と行政洞が共にコード化されていますが,里に関しては法定里のみで,
行政里はコード化されていないようです.なので「法定洞と行政洞の対応」は
文字通り法定洞と行政洞のみ収録されていて,法定里は「法定洞」のファイルにしか収録されていません.

既存の住所コード体系では行政里を収容する余裕がなく,そこまでやる必要性がなかったので
そうしたんだと思いますが,もし行政里もコード化されていれば,
さらに詳細な地名も把握しやすくなると思うと残念です…
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.19 )
【日時】 2008/11/06 23:08
【名前】 yohnishi

치하리に関してはご指摘の通り時下島の可能性が高いですね。
廃校になった分教場もありますし...

とりあえず検索エンジンを使って(DaumとGoogle)時下島灯台の住所を시하리(時下里)としている資料を見つけました。
http://www.kaan.or.kr/m2/s4/s4_6.php
http://blog.korea.kr/main/log.do?blogId=40000640&logId=40067630
これが正しいとすれば치하리は시하리の誤りということになります。

一方、화원면 치하리では行政コード表を掲げたサイトのみ検索されます。

ただ多くのサイトでは時下島を周光里としています。これは法定洞は「時下里」でも行政洞は「周光里」であるための可能性があるので、法定洞としても「時下里」が存在しないとは断言できないと思います。

ネットを調べてもこれが限界で、後は現地の役所に直接問い合わせるしかなさそうですね。
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.20 )
【日時】 2008/11/07 03:11
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,時下島に関する情報ありがとうございます.
お教えいただいたブログを拝見すると,記事の一番下に漢字表記で“時”下島と出ていますね!

時と峙は字形が似ていますので,ほとんど漢字を使わなくなった韓国の現状では
取り違いが起こりえると思い,念のため昔の情報がないか探してみたところ,
朝鮮総督府の官報に,1939年に“時”下島灯台の近くの暗礁に浮標を設置し,
翌年に流失したとの記事がありましたので,漢字表記は“時”で間違いなさそうです.
ですので,住所コードのファイルのハングル表記は誤りと考え,치は시に訂正します.
http://gb.nl.go.kr/day_result.aspx?ho_id=GB_19390331_CA3657&date=1939-03
http://gb.nl.go.kr/day_result.aspx?ho_id=GB_19401116_CA4147&date=1940-11

ご指摘のとおり時下里は周光里に含まれた一地域名である可能性も否めないと思いますが,
今回は訂正だけに留め,削除はしないでおこうと思います.

たびたびご教示いただいて本当にありがとうございます! m(__)m
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.21 )
【日時】 2008/11/07 07:09
【名前】 yohnishi

因みに陸地測量部の地図でも漢字表記は時下島であり「シーハー」と仮名が振ってありますので、島の漢字表記に関しては「時」で間違いありません。

치하리が時下島であるならば時下里で間違いないと思います。あとの問題は、치하리が時下島以外のどこかである可能性があるかどうかですが...
Re: 地名の漢字表記(続き) ( No.22 )
【日時】 2008/11/07 21:39
【名前】 kajiritate webmaster

yohnishiさん,情報ありがとうございます!

花源面の地図はウェブ上で見つけた1つ以外に見たことがありませんので,他にも無いか探して見ます.
よく分からなければメールで問い合わせてみようと思いますが.返事が返ってくるかどうか…?
今までもメールしても音沙汰無かったことが結構ありましたので….
とりあえず何か参考にできる資料が無いか探して見ます.

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